前回、DALIよりDMXが良いような書き方をしましたが、
もちろんDALIにも優れている点はあります。
ざっくりと言えば、もともとDALIの信号を進化させたものがDMXにあたるわけですが、
(ここら辺の話は以下のURLでも参考にして頂ければよいかと思います。)
http://en.wikipedia.org/wiki/Digital_Signal_Interface
それでもDALIの双方向性という利点は特筆すべきものだと思います。
今でこそDMXにもRDM対応の機器が登場していますがまだまだスタンダードではありません。
これを基本的なレベルで双方向性を成立させているのがDALI(あとはフル2線とか)信号だと私は解釈しています。
具体的には、コントローラーやセンサーをディマーや器具とネットワークで繋ぐときに、その位置関係を特に意識しなくても信号線がつながれていれば(系統の制約の範囲内で)各機器が機能するという点です。
どういうことかというと。
ワイヤリングする際に、DMXではコントローラーから必ずOUTが出る必要があり、系統図的にはその下にディマーや各器具がぶら下がる必要があるわけですが、
DALIでは必ずしもコントローラがワイヤリングの『頭』である必要がないのです。ひとつのネットワーク内にあれば、接続の順番は気にする必要がなくなり、設計・施工上これは便利です。
これがDALI(やフル2線)の一番の利点かと思います。
次回は利点その2を。。。

↑HELVARのスイッチ類。もちろんタッチパネル型もありますが、今回はこの写真で。

いまさらながらCOMOSの話なんですが、
Comox(クワテック)とCmsEditor(電装工藝)、どちらもコモスのオフライン編集やディスクのフォーマット等が出来ます。
違いは
コモックスが、JASCIIとCOMOSとドクターMXのシーンデータの間でデータのやりとりが出来るので、個人的には機能が充実している気がします。
価格はコモックスが22890円(パッケージ単体)、19740円(ドクターMXを持っている場合)
CmxEditorが50000円。
価格が倍以上もちがいますね。

↑COMOXの編集画面↑
当初ゴングインターナショナルさんはコモックスを販売していたのですが(恐らくドクターMXのつながりで)今はHPから消えていて、CmsEditorしかHPに載っていません。
どうしてなのか当初疑問でした。今も疑問です。コモックスの方が安いし機能もあるし、編集画面だって両者そう変わらないし。
ただCmxEditorはUSBドングルがライセンスキーになっているが特徴で、
ソフトさえ入っていればどのPCでも使えるという利点があります。
でもそれを加味しても、私はコモックス断然おすすめです。
コモックスは何よりドクターMXのシーンデータと互換が有ると言う点は以外と便利です。DMX対応はドクターMX持ち込んで作ったデータを空き時間に読み込ませてしまえば、コモスもJASCIIもどんとこいですし。
ドングルという機構も考えもので、E;cueのバトラーも機能拡張用のUSBドングルがあって使っているのですが、何よりドングルを忘れる危険性と、ノートPCのUSBの口が一つ減ってしまうことを考えるとドングル形式はあまり個人的には好きになれません。
それに編集するPCは主に一つですし。

↑CMsEditorのUSBキー↑
まあ世間がほとんどDMX化しつつある今、使用する機会はどんどん減っていくんでしょうね。。。

ドクターMX。便利です。

ArtNet送受信・OSC送受信・MIDI出入力対応。

DALI(Digital Addressable Lighting Interface)について続きです。
今回はDALIとDMXの両者の違いと特徴をわかりやすくご説明します。
【DALI】
チャンネル数:1系統64ch・計768chまで
接続のしやすさ:同回路ならばセンサーやコントローラーが任意の位置に置ける
信号のスピード:遅い(カットチェンジが出来ない)
製品の種類:製品がDMXほど多種ではなく、主に海外製。海外のメーカーでコントローラもディマーも統一しなければならない場合が多い。
フトプログラム:初期プログラムが必要
【DMX】
チャンネル数:1系統512ch・計16384ch以上
接続のしやすさ:コントローラー・センサーは頭に置かなければならな
信号スピード:速い(DALIの200倍)
製品の種類:多種多様(メーカーも多い・OEM製品も多く出ている)
ソフトプログラム:繋げればそのまま使える
こう比べるとDMXの方が利点が多いような気がしますが(気がするではなくて本当はDMXの方が扱い易く便利です。)DALIにも考え方によっては向いている案件があるのです。次回はこの辺について記述していきます。
ただ、誤解を恐れず言えば、
「DALIで出来ることは全てDMXで出来ますが、DMXでできることが全てDALIで出来るとは限りません。」

写真はエルコのDALIコントローラ。
まあ全てタッチパネルである必要も無いと思うのですが流行りなんですかね。


LEDのストリングイルミネーション用の基板です。
DMX対応で、8ch×1A。100v出力。
アドレスは7セグ表示で設定も簡単です。
DMXのインプット・アウトプット付でアウトプットは単なるスルーではなく
きちんとバッファが出る仕様です。
とにかく便利でイルミネーション現場ではとても重宝します。
12vや24vのLED用のドライバ&ディマーは世に溢れているのですが、
LEDのストリングス(よくクリスマスツリーに飾られているライン上のLED)等の
100v製品がそのまま使えるものはなかなかないんです。
100v対応のLED調光対応電球やRGBなんかにも対応。
もちろん、容量以内ならLED以外の白熱ランプやハロゲンランプにも使えます。
サイズは140×140と小ぶりで、おすすめの一枚です。
野外での複数運用実績あり。誤作動ゼロ。
問い合わせは左記まで。

照明制御には様々な規格がありますが、それぞれに固有のインターフェースがあったりして、まあ平たく言えば(このコントローラを使いたい)と思っても、それがどの規格に対応しているのか、ある規格に対応しているコントローラはどれかというのを把握していると、よりイメージに近い設計が可能になると感じていて、情報収集は可能な限りしていかなければなりません。
センサーやタイマー機能をどう使いたいかなど、パッケージである場合ももちろんありますが、なかなかイメージにあうものが表のインターフェースに出てくるとは限りません。
建築照明では一般的な松下(現パナソニック)のフル2線という信号がありますが、
ヨーロッパではDALIという規格も良くあります。
日本でDALIとDMXとフル2線を組み合わせたシステムの設計に携わった事があるのですが、
このDALIという規格。DMXと比べてどう違うのか。
日本でも最近良くちらほら聞くようになったDALI。
長所と短所がもちろんあるわけですがそれをご紹介します。
私の印象ではフル2線とルートロンの規格の間くらいに位置します。
接続の使い勝手の良さではフル2線の方が日本では軍配があがりそうですが、
それでもDMXよりフレキシブルです。(ただ1系統のチャンネルが少ないです)
ルートロンにはゾーニングという考え方がありますが、若干この考えもDALIの設計では生きてくると思います。
フル2線-DALI-ルートロン-DMX
色々な規格がありますが、DALIとDMXの違いについて、
次回は詳しく勝手に述べていきます。

写真はツムトーベルのDALI対応コントロール

SUNLITE2

categories: sunlite

今イチバン欲しいPC用コンソールです。
パレットもついたし、サイクル・キューリストにタイムラインが適用されるなど、
大幅な改善が。まだDEMO版を落として時々いじるくらいですが、
とにかく便利でグランマの本体無しでノードを買うくらいなら
コッチのほうが色々な現場で応用できていいんじゃないかなー、なんて思ってます。
舞台専用としてはhogでいうところのwingみたいなものがちゃんとあればいいんですが。。。でもGOボタンだけあればいいという現場も多いので、期待してます。
今のPCではSUNLITESUITEで3Dがやっとなので、PCもきちんと動くものに買い直さなくてはならないのが個人的には障害ですが、でも早く手にいれたいです。
SUNLITE2

カラーキネティックスのカラーブラストは、欠点があってそれは照射角度が2種類(22度(フロストレンズ)、10度(クリアレンズ))しかないのです。
他メーカーからは6種類くらい出ているのに、これは設計の上で大変障害です。
ある平面を染めるために22度で台数分確保しなければならないため、一台定価178,500円 (カラーブラスト12の場合・税抜 170,000円) のものをそうそう何十台も(たとえ何台程度であっても)スペックイン出来ないからです。
そうした事を改善するために、ある仕事の依頼でフィルターカバーを作りました。
フロストフィルターを装着できるようになっています。

先日仕事でいってきたのすが、
中国内の工場も見てきました。
サウンドハウスで売っているamericanDJの製品とか(ほとんどがOEM)、LEDのフィクスチャーまで様々な製品の制作行程を見ることが出来ました。ElationとかStrandとかオーストラリアのメーカーのパッケージとかありましたね。
自分で持っている安くて手軽な4chユニットもありました。「あーこれ持ってる」と思わず。
LEDビジョンや多種多様なシステム、光学的な実験室等も見せてくれ、一揃いのものは揃っているという印象でした。基板からLED組込み等、機械でほとんどアセンブルしている様は見ていて飽きませんでした。あとは歩留まり率か。
実際に作っている工場を見ると色々なことがわかって、またわからないことは質問にも丁寧に答えてくれ大変勉強になりました。
演出照明にも舞台照明の方にも役に立つ、そんな海外出張でした。

とある去年~今年にかけての現場だったのですが、
ある有名照明デザイナーのプロットに沿って
カラキネのシステム監修しつつプログラムと現場調整等をしてきました。

iplayer2ではなく、DMXポケットという日本独自?のレコーダ使用。
8パターンあって、そのうち1パターンは8時間のプログラム。
データ変換するのにゆうに30分はかかりましたよ、ほんと。
ご多分に漏れず内部クロックもずれるので、事前に要調整。8時間ですから。

先日呼ばれて機材とともにいってきたところです。
切り絵作家の方とのコラボみたいな感じでやってきました。
こういう切り絵が祭壇ぽく飾り付けて
(これも私とその作家さんで設置しました。)
光をあてるとこうなります。

光源もお客様の目線からは入り込まない位置に設置し、回りの植栽もライトアップすることで、
堅苦しくなりすぎない雰囲気を作りだすことに成功しています。

動画を張り付けられることをしったので早速テストです。
イルミネーション・音同期システムはもとより、
去年のカウントダウンですが、
全て全自動であらかじめシステム組んでやってます。毎年特にアナウンスしていないはずなのに、どこからか若者たちが集まってきます。
今年はもうすこし派手めにしてみようかな。