DALIの双方向性

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前回、DALIよりDMXが良いような書き方をしましたが、
もちろんDALIにも優れている点はあります。
ざっくりと言えば、もともとDALIの信号を進化させたものがDMXにあたるわけですが、
(ここら辺の話は以下のURLでも参考にして頂ければよいかと思います。)
http://en.wikipedia.org/wiki/Digital_Signal_Interface
それでもDALIの双方向性という利点は特筆すべきものだと思います。
今でこそDMXにもRDM対応の機器が登場していますがまだまだスタンダードではありません。
これを基本的なレベルで双方向性を成立させているのがDALI(あとはフル2線とか)信号だと私は解釈しています。
具体的には、コントローラーやセンサーをディマーや器具とネットワークで繋ぐときに、その位置関係を特に意識しなくても信号線がつながれていれば(系統の制約の範囲内で)各機器が機能するという点です。
どういうことかというと。
ワイヤリングする際に、DMXではコントローラーから必ずOUTが出る必要があり、系統図的にはその下にディマーや各器具がぶら下がる必要があるわけですが、
DALIでは必ずしもコントローラがワイヤリングの『頭』である必要がないのです。ひとつのネットワーク内にあれば、接続の順番は気にする必要がなくなり、設計・施工上これは便利です。
これがDALI(やフル2線)の一番の利点かと思います。
次回は利点その2を。。。

↑HELVARのスイッチ類。もちろんタッチパネル型もありますが、今回はこの写真で。

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