小劇場で照明を1公演担当するにあたって、劇場内の作業以外の必要経費ってどれだけ認知されているのでしょうか。
例えば交通費。稽古場は散らばっていたりするので一概には言えないけれど、電車往復¥500ぐらいとして、2回で¥1000。
あとばかにしてはいけないのが、劇場までの交通費。これも一概には言えないけれど往復¥500としても5日行くとするとそれだけで¥2500。というかJR⇔地下鉄乗り換えとかあった時にはそんなではすまないでしょう。
そして打ち合わせの時間も仕事をしているわけなのでこれも換算してみましょう。
マックでバイトしても時給¥800以上とかなので、1回の打ち合わせが2時間としてそれが2回あったとしても¥3200。マックのバイト換算でですよ。とりあえず。
そして通信料。
団体さんや舞台監督さん・劇場さんに電話かけなきゃらならないし、人員の手配連絡とか機材関係の連絡とか。しかもほとんど携帯にかけますし。家デンから0036つけても携帯電話へ1分¥20ぐらいらしいです。携帯⇔携帯だとキャリアが違えばもっとかかりますよ。1分¥50とか。あとFAXも使うのでなんだかんだと結構かかってしまうんですね。¥700としておきましょうか。
コピー代もかかります。
図面等コピーしなければいけないものも結構あって、10枚白黒でも¥100。いや、実際は図面以外にもたくさんコピーしてるんですが。
上記は結構最低これだけはかかっても、これ以下はないという金額を出してみました。ほとんどの現場はこれ以上かかってます。
全部足すと、¥7500。
家から稽古場や劇場までが遠かったりして、稽古に行く回数が増えるともうすぐに2万とかいっちゃいますね。特に音響さんとかは照明に比べて稽古に行く回数が増える傾向にあるので尚更。
あと消耗品ですね。照明に限って言うと、ガムテ・養生・ビニテの類とかバインド線とかカラーフィルターとか。
以上の事を踏まえると1万~2万ぐらいは必要経費でかかってるんですね。
照明プランを図面に起こす作業とかあったりして、これがなかなか時間と頭使ったりするんですが、それを含めなかったとしても、です。それで3日で5万とか4日で6万とか言われても・・・。できないんですよ?本当に。友達か劇団員に頼んでください。m(_ _)m仕込み~オペ~バラシを一人でやって機材はアリモノで済ませたとしても、日当1万切ってます。日雇いよりもつらいことになってます。(^^;
双方あんまり普段意識しないかもしれませんが、一応全ての方に認知して頂きたいので書いてみました。

先日ご一緒させて頂いた音響さんと以前の現場についてお話してたんです。その方はもう25年くらいのキャリアがある方で、小劇場でも物腰がとても優しくて、私がとても尊敬している方のお一人です。デジタル化が進んで音響さんも照明も現場での手間が減ったということなんですが。
以前と比べて今は技術が進んで、現場での手間が減ったんだけれども、逆に仕込み時間については小劇場でも丸2日以上仕込みを取るところも増えてきたと思います。できる事が増えてきたことも原因の一端だと思いますが、よりクオリティの高いものを目指すという意味で劇場を長く押さえ仕込み時間を充分にとっているのではないかという話になりました。
そういえば私が小劇場にかかわり始めた頃は、「明かり作り」なんていう時間はまだ浸透しきってなかったように思います。「シュート(フォーカス)」の次は「場当たり」。明かりは場当たり中に作りながら段組みも考えて・・・。なんて感じでした。それとも私の周りだけだったとか!?
なんにせよ仕込み時間にある程度余裕があると言う事は演者さんにとってもスタッフにとってもお客さんにとっても良い事だと思います。最近1週間以上のロングラン公演がやや小劇場で増えつつあるのも、芝居のクオリティの醸成を目指すという意味で関係があるんだろうと感じます。まあ公演ごとの予算はかかりますけどね。(^^;

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