madrix、について少しと、汎用のartnet-dmx nodeの繋げ方設定。
何かと周囲でざわついているmadrix。昨年あたりからユーチューブの動画などで名前が知られるようになって来ました。私のところにも問い合わせが増えてきまして、中にはすでにmadrixを組み込んだ案件も進んでいます。
私がmadrixを知ったのは2年ほど前にコントローラ制御関連で調べ物をしていたときですが、
その時はどうもとっつきにくいというのが私のファーストインプレッションでした。
昨年から徐々にソフトを触り、活用した中で、最初は少しわかり辛いが、とても多機能かつユニークなコントローラーであることがわかりました。
ユニーク、といいましたが、そのユニークさゆえ、得手不得手もはっきりしています。
もしユーチューブの動画をご覧になって、「これだ」と思われた方がいらっしゃったとします。
そこですぐにmadrixを指名するということ、それは少し待っていただいた方がよろしいかと思われます。
あくまで制御したいモノと演出が基本にあり、それにあわせてコントローラや制御システムを組んでいかなければならないので、そのユニークなコントローラが本当にそのシステムにあっているか、ということを判断しなければなりません。
でないと、非常にごてごてしたシステムになってしまったけど、思ったように仕上がらない、ということが容易に発生します。
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とはいえフルカラーのLEDをDMX10ユニバースや100ユニバース分を(madrixは最大256ユニバース)ひとつのソフトで扱えるコントローラ、というのは数が限られていますので、
madrixが有力な選択肢であることには変わりありません。
Plexusもスタンドアローン型で、丁度e;cueバトラーを複数繋げた場合以上に連携はよさそうですし、
PC運用可能であればいろいろやりようがあり(外部との連携はもしかしたらe;cueより多機能かもしれません。設計の考え方の違いも大きいですが、逆を言えばe;cueの方がよりシンプルに扱える印象です。)
これからも注目のソフト・コントローラです。
keyさえそろえれば、汎用のart-net機器(art-net in DMX複数out)等も問題なく扱えるところもポイントが高いです。LUNAを複数そろえると結構な金額になってしまいますから。
上述の汎用のart-net機器を繋いでDMXを出力する、というのは最初躓きやすい点ですので
(これがmadrix専用のproductなら話は簡単ですが)
少しアンチョコ風に作ってみました。
せっかくですから下記に記述しますので、参考になさってください。
以上です。
またmadrixについてはLORとの違いともあわせて記述していけたらと思っています。
とその前にエフェクトの種類の解説が先でしょうか・・・。
少しバグっぽいのも見つけたので、気をつけなければなりません。
やはりLORもそうですが、多機能になればなるほど落とし穴は増えていくものなんですね。
ちなみに上記のyoutubeの動画のようにムービングなどは別のコンソールで扱いながら、同時にmadrixへきっかけを出す、といったこともひとつのPC内で可能です。(Dr-MXで検証済)まあタイムコードって言う手ももちろんありますけど。