ライトオーラマ(Light-O-Rama) Hardware編3 コントローラIDの変更

以下の前回記事で、はコントローラの認識までしました。
コントローラ認識前編
コントローラ認識後編
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今回はそのコントローラのIDの変更の方法です。
ライトオーラマでは、一つのネットワークにつき240台、すなわち3840チャンネルの制御が可能ですので、多チャンネルになればなるほど、このIDの管理が重要なものになります。
仮にコントローラが2台あったとして、1台目を1-16ch,2台目を17-32chという風にそれぞれ独立した動きにさせるには、IDの変更が必要です。
※基盤上でIDを変えられるモノもありますので、それについてはhardware上で必ずしも変えなくてはいけないものではありません。例えばこういうもの↓上部にディスプレイとボタンがついていてそこで操作出来ます。

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では、実際の手順です。
例として、ID「1」のユニットを「2」に変えてみます。
1.コントローラを認識された状態で(前回の記事参照)、左下の[change existing ID]の直下、[old unit ID]プルダウンメニューを開きます。

2.ここで、変えたいユニットのIDを指定します。ここでは、「1」です。
3.その後、変えようとするユニットのIDを[new unit ID]で指定します。ここでは「2」

↓old unit IDを「1」」、new unit IDを「2」にした図↓

4.そして、下の[change ID]を押します。
5.[change ID]を押すと、何も不具合が無ければ、以下の画像のようなダイアログが出ます。

同時に上部には変更されたIDが簡易的に表示されます。↓

6.念のためもう一度読み込ませてみると・・・・

きちんと表示されました。IDが02になっています。

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【参考】
ちなみに元のIDが分らなくなってしまった場合は、もちろん読みこみ直してIDを確認しても良いですが、
[any unit]の項目を使う事で、直接IDを目的のものに書き換える事が出来ます。

上記のようなダイアログが出ますが、気にせずOKを押し、[new unit ID]に変更先のIDを選んで[change unit ID]を押すだけで完了です。
※any unitを使用する場合には、必ずその目的の1台のみを繋げた状態にしてください。
2台以上繋がっていると、2台ともIDが変更されてしまい、混乱の元となります。
逆に言うと、同じIDに複数のコントローラを同じIDにしたい場合には、繋げて使うことでまとめてIDの変更が可能です。
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次回はhardwareでの回路チェック/出力機能についてです。

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