Enttec製品とDMXking製品を比べてみました。
主に日本の価格帯で比べてみます。どちらも税込。
(DMXkingは弊社ショップでの販売価格、Enttec製品の価格はアカリセンターさんを参考にしました。2021年3月現在)
【DMXking】 【Enttec】
・ultraDMX Micro ¥10890 ・OpenDMXUSB ¥10900

ほぼ価格は変わりませんが、DMXkingの方が高性能だと言い切れます。
なぜなら、Enttecの方はマイクロコンピュータが載っていないからです。
ですので、DMXkingより不安定になります。inのスロットル機能もついていません。ultraDMXMicroはついてますので、フルレートでDMXのinが入った時にも調整できます。
では、
【DMXking】 【Enttec】
・ultraDMX Micro ¥10890 ・DMXUSB PRO ¥24024

これはどうでしょうか。機能的には互角です。
機能的には互角ですが、DMXUSBPROにはinの端子とout端子両方ついています。ultraDMXMicroは一つで切り替えます。
先ほどのinのスロットル機能はDMXUSBPROにはついていません。使う頻度もそれほど多くないと思いますので、甲乙つけがたいですが、価格差が2倍以上あります。。DMXkingなら2台買えちゃいますね。
では、次。
【DMXking】 【Enttec】
・ultraDMX2PRO ¥35200 ・DMXUSB PRO ¥24024

これはですね、機能的にはultraDMX2PROの勝ちですね、圧倒的に。DMXUSBPROにない機能がてんこ盛りです。
ultraDMX2PROの方が優れている点
-USBの他、Ethernetも使える(ハイブリッド)
-2ユニバース出せる(USB使用の際はソフトウエアに依存します)
-DMXのマージやスプリットもできる
-USBとEtherNetどちらも”同時に”使える
-レコード/再生機能がある(MicroSDカード別売) などなどなど。。。
DMXUSBPROにしかない機能(機構)
-DMXのオス端子があることです。
(ultraDMX2PROはメス×2です。inとして使用する際には変換コネクタが必要です)
さすが価格が1.5倍DMXkingの方が高いだけあります。
では、
【DMXking】 【Enttec】
・ultraDMX2PRO ¥35200 ・DMXUSB PRO MK2 ¥32032

これはどうでしょうか。
ultraDMX2PROの方が優れている点
-USBの他Ethernetも使える(ハイブリッド)
-DMXのマージもできる
-USBとEtherNetどちらも”同時に”使える。
DMXUSBPROの方が優れている点
-MIDI対応
-DMXのオス端子×1、out端子の他についていることです。
ただD-subの口はやや賛否両論あろうかと。。。
その他の機能はほぼ同じです。価格はDMXkingの方が3000円ほど高いですが、ハイブリッドの点を考えると、メスをオスに変える変換コネクタ―を1個買った方が全然良いのではないかと思います。。
あ、レコーダー機能はどちらもついてますが、DMXkingの方は、2ユニバース)、Enttecの方は1ユニバースのみです。再生方法/シーケンスもDMXkingの方が選択肢が多いです。ただMicroSDカードは別売で実売2000円程度です。
【DMXking】 【Enttec】
eDMX1PRO ¥24200 ・OpenDMX EtherNet¥38500

イーサネット機能がある機器です。どちらも1ユニバースで機能的にはそれほど差がありませんが、
eDMX1PROの方が優れている点
-sACNでもArtNetでもどちらも使える。切り替える必要がない。
-sACNとArtNetもマージできる
-電源がUSB(OPENDMXEthernetは7vという変な電圧のACアダプターです)
-
OpenDMXEthernetの方が優れている点
メス端子の他オスの端子がついています。ただeDMX1PROはコンパクトさを売りにしているので、もともとつける気はなかったのですが。eDMX1PROはOpenDMXEthernetに比べて実に4分の一ほどの大きさです。DMXkingとしてはそもそも1ユニバースしか使えないのに、両方の端子を出しておく必要は無いというスタンスです。必要に応じて変換を使えば劇的に小さくなるよ。。。?という感じだと思います。
価格もDMXkingの方が1.5倍安いです。
【DMXking】 【Enttec】
・ultraDMX2PRO ¥35200 ・OpenDMX EtherNet¥38500
ようやく勝負らしくなってきました。と思いきや。
やはり基本性能でハイブリッドであるultraDMX2PROの方が。。。。それに
-sACNでもArtNetでもどちらも使える。切り替える必要がない。
-sACNとArtNetもマージできる
-レコード/再生機能がある。(MicroSDカード別売。実売2000円程度)
-2ユニバース出せる
それに安いですし。。。
【DMXking】 【Enttec】
・eDMX2PRO ¥39600 ・OpenDMXEthernet MK2 PoE ¥44000

どちらもPoE対応ということで比べてみましたが、eDMXPROはハイブリッドです。Enttecの方はEhernet(LAN)のみです。
それにeDMX2PROは
-sACNでもArtNetでもどちらも使える。切り替える必要がない。
-sACNとArtNetもマージできる
-レコード/再生機能がある。
-2ユニバース出せる
ので、機能的にも価格的にもeDMX2PROの圧勝です。
さらに言うと、Enttecの方の価格にもう5000円足して、DMXkingの4ユニバースが買ってしまえるという選択肢も。
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いかがでしょうか。DMXkingの方が価格も機能も優れているといわざるを得ません。
Enttec製品の方を購入するときの理由を考えました。
1.24000円しか出せない、オスの端子が欲しい(変換はつけたくない)。という方はEnttecのDMXUSBPROを選んでも良いかと思います。ただ、EthernetとUSB、一台づつEnttec製品買うのであれば、DMXkingのultraDMX2PROを1台買った方が3万5千円程度お買い得です。
2.MIDIが欲しい、という方はDMXUSB PRO MK2を。DMXking製品にはMIDIがついているものはありませんので。
それ以外は・・・・。ソフトウエアの見た目とかでしょうか。外観や持った感じはDMXkingの方が高級感あると思います。あとは青がとても好きな人はEnttec、とか。
安定度はEnttecにDMXkingが劣るということはありません。むしろ・・・?気になる方はどちらも買って中身を見比べてみては。
DMXkingの基本的な資料はこちらです。Enttec製品をご検討しているのであれば是非DMXkingも検討してみてください。価格に対して優れた機能がたくさんついてきます。
製品サマリー
DMXking/Enttec/Kuwatech比較表