DoctorMX(ドクターMX)ーコンソール:マスター・クロス

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前回のチェイス編やMIDI編その1をブログに乗せたところ、ゴングインターナショナルさんのブログに取り上げられたりしまして。光栄なことです。
で、その反響からか他の機能も解説してほしいという希望がありました。
そのうちのひとつがコンソールのマスタ・クロスフェーダ周りの事です。

確かに言葉も分かりにくい。最初は私もあまりよくわかってなかったので、この機会に書いてみたいと思います。
まず各部とその機能から。
・フェーダー
1.マスタフェーダ
これはわかると思いますが、マスターフェーダーです。
コンソールで出力してるもの全てに0~100%でフェード(ゲージ)がかかります。
2.その隣のクロスフェーダー(2本)
左側がA面(上段)・右側がB面(下段)とは限りません
どちらにもなります。その時のクリックや選択状態で変わりますのでお間違えなく。
どちらかが実行面で、どちらかが次段(スタンバイ)の面に対するマスターフェーダになります。
参考:クロスフェーダ状態。
クロスフェーダの上下にある、緑で表示されている△の矢印がこれから実行する面になります

・チェックボックス
3.進行
シーンを送るかどうかの機能です。
これにチェックが入っていると、クロスフェーダを返したときに、
自動的に次のシーンがスタンバイされます。
4.待機
これは次段(スタンバイ)の事になります。これにチェックが入っていると、
選択されたシーンがスタンバイの面に反映されます
5.時間
各シーンの時間に対応しています。チェックが入っていると各シーンに設定されたフェードやディレイの時間で動作します。
チェックが入っていないと、右側にある全体の時間で動作します。
チェックが入っていない場合。

6.クロス
自動的にクロスが実行される機能です。(クロスにチェックが入っていれば選択されたシーンが実行してしまうので、「待機」でのスタンバイ機能は無視されます。)
チェックが入っていると、シーンが選択(クリックの他、スペースキーや↓↑ボタン等)された時に、「時間」にそってクロスしてくれます。
(「時間」にチェックが入っているときは個々のシーンで設定された時間/チェック無しの場合は全体の時間)
以上の1~6の機能を組み合わせて色々な状態をコンソールで作れるわけですが。
色々っていうところが逆に混乱の元なので、以下にいくつか必要なんじゃないかという状態の例をあげますので、目的にあうよう、設定してみてください。
【1】.シーンをクロスフェーダで順番に上から返したいとき。
コンソールで2面表示にしておきます(1面表示のチェックを外す)
1面モードでも2面モードでも可能です。不具合が解消されました。(2010年12月28日現在)

そして、「進行」と「待機」にチェック。
あとは、一番上のシーンをクリック。
これで、クロスフェーダを動かせば、普通にクロスでシーンが送れます。
【2】タイムに沿ってシーンを上から順にクロスさせたいとき。
「進行」「待機」「クロス」にチェック。
もし個々に設定したタイムでクロスさせたい場合は、
「進行」「待機」「時間」「クロス」全てにチェック。
上記の状態で、↑↓ボタンでシーンを送っていきます。
・途中から時間のチェックを外した場合には、最後に実行したシーンタイムが全体のタイムとして反映されます。
【3】.次のシーンを選んでから、クロスフェーダ(あるいはタイム)で返したい場合。
上記【1】と同じ設定でいけます。
クリックでシーンを選び(スタンバイシーン選択)、クロスフェーダを返します。
タイムで返したい場合は、シーン選択後、スペースキーを押します(自動ボタンが押されます)。

補足:自動ボタンについて。
自動ボタンは、上段と下段(実行面とスタンバイ面。ドクターMXの用語でいえば、待機側と使用側)を設定されタイムでシーンを返してくれますが、
それだけではシーンは順番には送れません。
ワンアクションでタイムに沿ってシーンを順番に上から送っていく場合には、矢印ボタン(あるいはシーンを上から順にクリック)を使用する必要があります。
ですが、Qシートを使うと色々な再生方法が出来るようになります。
それはまた次回にでも。
※以上のことは2010年度版のドクターMXで確認しておりますが、もし誤記述や気がつかれましたことがある方いらっしゃいましたら、ご連絡頂けると幸いです。
ドクターMX。便利です。

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