DMXkingの優れた特徴の一つとして、ArtnetでもsACNでも受信した信号は自動で認識してDMXを出力できる機能を持っています。

最近の照明コントローラや照明卓にはArtnetもsACNも切り替えて出力できる機能がありますので、(DMXking製品を使えば)接続しているネットワークシステムに最適な通信方式(Artnet・sACN/ブロードキャスト・マルチキャスト・ユニキャスト)を ”ノードの設定を気にする必要がなく” 選んで運用することができます。

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【Artnet/sACN自動認識の仕様は、上記すべての製品共通です。】

例えばこんな経験はありませんか?

Artnetでネットワーク通信しているが、DMXが出力されない。またはDMXが出力されているがムービングの動きがおかしい。
そんな際に、卓やコントローラ側でsACNに切り替えてみる。(最近の機器はsACNも出せるようになってるものが多いです。名の知られているメーカーであればほぼ対応しています)
もし、sACN(マルチキャスト)でうまくいったのなら、ArtnetのBroadcast通信に問題があるのかもしれません。逆にsACNでも出力されないのであれば、ネットワーク設定あるいは単純にLANケーブルが刺さってない可能性がありますね。
コントローラ側のIP設定が間違っているかもしれません。

このように、問題の切り分けにも大変有効です。これもDMXking製品がどちらの信号も自動で認識できるからなせる技です。通常の他メーカーのノードですと、ノード事態の設定もsACNに変えなければならない(またはそもそもsACNに対応していない)ので、無理に設定を変えると逆に混乱のもとになります。

※本当は一からネットワーク通信を調べなおしたいところですが、現場ではそんな時間はあまりとれないことがあると思います。あてずっぽうにやるより、一個通信の代替え手段が確保できているというのは大変有効だと思います。

弊社の事例ですと、Artnetで電飾の動きがカクついた際にsACNに切り替えたところうまく動いたということがあります。原因はArtnetのBroadcast通信かと疑がったのですが、結論は受信側の基盤の問題でした。その際はやむ負えず結局sACNで動かしましたが、システム自体は変える必要がなかったので助かりました。

両方のネットワークプロトコルを同時に認識できるDMXkingの製品は、それだけで現場でのネットワーク設定の手間も一個も二個も減らす事ができると思います

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またこんな事はないでしょうか?

海外の方や電飾関係でsACNを使いたいという希望がある。またはネットワーク構築上、sACNの方が良さそうだ。
そんなときも何も設定を変える必要がなく対応できます。今ご経験が無くても将来そういった場合が起こった場合にも慌てる必要はありません。

DMXkingはネットワークからDMXにアクセスする選択肢を簡単に増やせる大変フレキシブルな機材です。

また付随する機能として、

・Artnet sync / sACN sync対応
・ユニバース設定のsACNとArtnet自動変換
・設定した任意のしきい値以下のユニバースをユニキャストにする
(安心してください。通常はオフです)

などなど、掘れば色々とかゆいところに手が届く機能もついています。



ちなみにブログ等でたびたび紹介はしておりますが、
DMXking製品は、下記回線を混ぜる(ミックス/マージ)事ができます。

・Artnet+Artnet
・sACN+sACN
・Artnet+sACN
・DMX-inからのDMX+ArtnetまたはsACN

上記自動認識機能と組み合わせる事でまた新たな価値や使用方法が広がります。
Artnet/sACNのネットワークプロトコルに対しても、他製品にはない特徴を持ったDMXkingです。

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