舞台用LEDスポットライトが現実味を帯びてきた。

categories: ライティング

「LEDフレネルスポットライト」
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn120410-3/jn120410-3.html
パナソニック、省エネ・長寿命で「光の質」にこだわった「LEDフレネルスポットライト」を発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=307263&lindID=4
パナソニック、従来光源比81%省エネの舞台演出用LEDスポットライト
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120410_525309.html
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まだまだ実売50万とか言われているのでそう簡単には導入できないとは思います。Raも足りないですし。
まあ舞台にRaという指標を持ってくること自体ナンセンスかとは思いますが。
実物を見た人に話を聞くと、「まあまあ明るい」と。あくまで個人の感想ですが。
でもパナソニックが作り始め、販売しはじめたということは、少なからずこれから舞台の現場では遭遇することも増えてくるのでしょう。
もっとも大事な事は、ハロゲンとは違う光の深さや重さ(行ってしまえば質、ですね)をきちんと理解して舞台の光をプランニング出来るかということ。最初はどの舞台照明家も戸惑うでしょうが、そんなことはおかまいなしにLEDの波がすぐそこまで来ている、そんなニュースです。
実物を早く確認したいです。

余談:このスポット、フォーカスメモリがついているらしいのですが、素人が触るには参考に出来るでしょうが、照明家から言えば邪魔ですね。灯体にはレンズや外側の金属との噛みあい、ランプ部、ランプ自体にどうしてもそれぞれ微妙な個体差が出ます。それはLEDでも変わりません。
メモリに頼るとその個体差が感じられなくなります。光が見えなくなります。若いうちからメモリに慣れてしまうことは危険だと思います。ので、この機能は頂けません。
あと重量は10kg。従来の約2倍の重さ。これもちょっと頂けない。
↑この記事を見て下さった方がいて、「目盛り」機能について以下の点をご指摘頂きました。
『転換中に明かりを出さずにフォーカスを変えるというような要求だと、目盛があるほうが便利なんですよね。この灯体もフォーカスレバーでなくノブなので 』(原文ママ)
確かに。気が付きませんでした。そういう時は確かに便利ですね。利点あったようです。邪魔なんていってごめんなさい。
【2012年8月17日追記】

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