ここではトラブルに合ってしまった時の対処法をご紹介します。
その1 灯体が点かない!
灯体が点かない場合の対処法は、どの時点で、またはどの状況で点かなくなってしまったかによって対処法が異なります。(考えられる原因の可能性の多いものから試していくのが基本です。)
ともあれ、パッチ以前には灯体に電気を通すことはめったに無いので、ここではパッチ以後について書いてみます。
上から下へ確認(試して)いきます。
1、パッチ中
1−1直点灯でつかない場合。
1、直点灯がONになっているか確かめる。(卓についている直点灯なら、卓の電源が上がっているかどうかも。)
2、その灯体の回路のブレーカーがONになっているか確かめる。
灯体を直接点けてみる。(違う回路に挿して、その回路を直点灯するとか、灯体を直接電気が通っている所まで持ってきて挿してみて点けてみるとか。)ここでつかない場合は、球を調べる。(球が切れてないか、緩んでないかどうか。)それでも駄目だったら、灯体が悪いので、修理するか代えましょう。
3、灯体が点いた場合は、ちゃんとした回路にささっているかどうか配線を調べる。
4、ちゃんと所定の回路にささっていた場合は、つなぎやタコの不備が考えられるので、つなぎやタコを代えてみる。(つなぎやタコを調べてみる。)
ここまでやって異常が無い場合は論理的に言って、回路が死んでいることが考えられます。違う回路に差し替えましょう。
1−2フェーダーでつかない場合。
1、卓の電源が上がっているか、マスターフェーダーも上がっているか、OFFやFREEなどにフェーダーがなってないか卓を調べる。
2、パッチがちゃんとなっているか調べる。
3、直点灯に切り替えて点けてみる。(この時点でつかない場合は1−1の手順で調べていく。)
4、点いた場合はフェーダーの故障が考えられます。普通は直している暇など無いので、そのフェーダーはあきらめましょう。
2、シュート中
1、パッチで大丈夫だったのにシュート中につかなくなってしまった場合は、卓を調べたあと(ちゃんとそのフェーダーが扱える状態になっているか→1−2−1)まずコンセント類を調べましょう。緩んでいたり抜けている場合が考えられます。
2、駄目でしたら、次に灯体の球を調べましょう。
3、それでも駄目だったら、1−2−3から調べ直しです。(ちょっとした勘違いなどで、まちがってパッチを終えてしまったと言うことも、少ないですが可能性は考えられます。)
多分この時点では点いてくれるでしょう。パッチで大丈夫だったら。
3、ゲネプロ・本番中
もちろん舞台には上がれないので、オペ室でできることしかできません。
1、まず、卓を確認。
2、そしてブレーカーを確認。
3、もしユニットを調べられる状況に合ったら、ユニットのブレーカー又はコンセントを調べてみましょう。
そのぐらいが本番中にできることでしょう。くれぐれもそんな状況に陥らないように事前にチェックしておきましょうね。
その2 ブレーカーが落ちた!
ブレーカーが落ちたと言うことは、そのブレーカーに許容以上の負荷が掛かっているか、電気の漏電・短絡が考えられます。
1、回路のブレーカーが落ちた場合。
1、回路のブレーカーが落ちた場合は、まずそのブレーカーに掛かっている負荷を全て消します。(フェーダーを下げる、パッチを抜く等)
2、その回路以上の負荷が掛かってないか調べます。20Aのブレーカーなら500Wの灯体が4発までなのでそれ以上回路に挿してないかどうか。
3、確認した後、飛んだヒューズを替え、点けてみます。
4、大体3の時点で事は収まるのですがもしまた落ちた場合は、漏電・短絡が考えられます。普通3通り考えられ、コードが悪いか、灯体が悪いか。あと、可能性は低いですが回路自体が悪いと言うことです。
ですからまずコードを調べてみてください。たまに小劇場ではコードのホットとニュートラが接触していたり、コード自体がコネクターから抜けていたりする事があります。そして球も切れていないか、きちんと灯体にセットされているかどうか見てみてください。(球はたまにゆるんでいたりします)
5、以上が見られない場合は回路の問題が考えられます。灯体を他の回路に差してみて以上なく点灯するようであれば、それは回路の異常だと思われます。直すこともできますが、他の回路に差し替えましょう。
2、劇場のブレーカーが落ちてしまった場合。
これは元の大きい方のブレーカーと言う意味です。
1、まず電気を多く使っているものを落とす。卓・ユニットの電源や、ドライヤーや、エアコンなど。
2、そして懐中電灯などを使って、ブレーカーのボックスまで行き、どのブレーカーが落ちたか確認する。
3、落ちたブレーカーが、もしユニットの電源でなかった場合は、そのままそのブレーカーをあげれば大抵点きます。
点かない時は更にそのブレーカーに掛かっている電気を落としてから、ブレーカーをあげる。
その際に電気容量を確認し、それ以上の電力を一度に使わないようにする。(他の人にも注意する。)
4、もしユニットが使っている電源だった場合。電源と、ユニットのケーブルがきちんと接続されているか確認。(ボルトなどが緩んでないか。等。)
5、そして電力の総容量以上の灯体を点けていなかったか確認。
6、また負荷が片方の相に偏りすぎていないか確認。(単相三線の場合。)
(奇数番号と偶数番号のフェーダーで(通常は)使っている電力の量が偏っていないかと言うこと。)
7、ここまで確認できたらフェーダーをあげる。
8、そこまで調べたのにまた落ちてしまったら漏電・短絡だと思われます。その2の1の4の手順で試しましょう。
大体、落ちた時に使っていた回路の灯体やコードに異常が有るので、ある程度目星は付けられるかと思います。
もし全然心当たりが無いようでしたら、残念。一つ一つ回路を試していきましょう。ご苦労様です。
ちなみに、めったに8まで来ることはないです。
★ケーブルにしても灯体にしても回路にしても、なんらかのNGが出た・NGを見つけた場合は、劇場さんに必ず報告しましょう。
しょうがありません。落ち着いてください。
ひたすら落ち着いて、すぐ忘れましょう。
あ、でも終わったらちゃんと謝ることを忘れずに!