4th LIGHTING(照明機材紹介)

その@凸レンズ
凸レンズの灯体は主に以下の通りです。劇場で呼ぶ時は以下の名称あるいは、ただ単に「500(ワット)のトツ」とか、「トツ」などと呼んだりします。
凸レンズの灯体はレンズが凸なので集光しやすく作られています。サスに用いられたりすることが多く、広い範囲を均等に照らすのは不向きな機材です。
1.ベビー(別名弁当箱・あるいはT-1)
2.CEC
3.CI-6
4.LTS
5.BS-B
等があります。以上が500wのトツなのですが、これ以外の500W凸レンズ灯体はあまりメジャーではなので現場では単に500wトツと言ったりするでしょう。
1KWの凸もありますが、小劇場では単にキロトツと言ったりします。

要はワット数と、レンズの種類だけ覚えれば何とかなります。
 
 

そのAフレネルレンズ
フレネルは拡散する性質を持っているので、広い所を均等に照らすにはいいですが、狭い場所(人の上半身だけとか・・・)を照らすには不向きです。一般にシーリングやブッチのような基本明かり用に使ったりします。以下に主なフレネルレンズの灯体名を明記。
1.DF(ディーエフまたはデフとよぶ。)
2.QSP(キュースポとよぶ。正式にはキュースポットライト)
3.FI-6
4.FQ
5.LTF
・・・・などですか。

FQには1KWや、1,5KWのものもあります。これも「キロフレネル」とか「キロのFQ」とか呼ばれます。
 
 

そのBパーライト
パーライトは、レンズがありません。球が入っていてその光をフォーカスなしにそのまま当てるのです。比較的強い光が出ます。以下その種類。
1.パーライト(M、N、VN)
2.ショートパー(ショート管と呼んだりします。)
3.6,4管(ろくよんかん)
4.トーマス管
5.ミニパー
などです。

1は球が違います。Mはミディアム。Nはナロー。VNはベリーナロウで、M→N→VNの順で光の幅が狭まります。球は500wからキロ単位までありますが、小劇場ではほとんど500wでしょう。
2〜4は形態の違いです。
2は、普通のパー(1〜3タイプのもの)に比べて背丈が短いです。3は普通のパーの形態をこう呼びます。4はお尻が丸まっている、今ではちょっと古くなってしまった型の呼び名です。5はその名の通りパーをちっちゃくしたやつです。

つまり、管の種類は2〜4まであり、それにそれぞれM,N,VNの球を入れてやることができます。5はミニパー用の球が有りますのでそれをいれます。ミニパー用の球もそれぞれM,N、VNとあります。
普通、「VNのパー」とか、「ミニパーのM」などと、形状と球を組み合わせて呼ばれます。
最近はアルミ製の軽いパーライトが有り、それも、「アルミのパー」とか「アルミ」とか言ったりする方もいます。
 
 
 

そのCAC(応用光学)
構造はわたくし自身良く分かりませんが(ごめんなさい)、パーライトに似た強い光線を発します。これの特殊な所は4つで1セットと言うことです。一つ一つの電圧が24V(確かそう。)で、250Wの球。それをたして4っつで100Vにします。ですから4っつをコンモにするコードは普通のやつでは駄目で、それ専用のコードを使います。(4つが直列になっているコード)
 
 
 

そのDエリプソイダルライト
エリプソイダルライトは通称エリとか言ったりします。これは凸レンズ状のものを二つ使った特殊な灯体で、奇麗にエッジ(光の端)が出ます。よって、ネタと呼ばれる模様を描いた(切り抜いた)アルミ等を入れて、模様を床や壁に出したりします。更にエリには光角度と言うものが有ります。文字どうり光の照射角度のことで、小劇場では50度や36度が一般的です。以下主なエリ。
1.ソースフォー
2.5C
3.ITO
4.930−6等
5.940シリーズ
 
 
 

そのEミニブル
ミニブルは球自体が二つ埋め込まれていてパーのように、外を包んでいる物も無く、本当に素のままで使う。眩しいので主に目くらましや、バックで等で使うことが多いようだ。
 
 
 

そのFマシーン・エフェクト
マシーン用のねたを入れ、これも効果を出す。波や炎、スパイラルなど。ネタにもたくさん有る。
構造は元のスポット、ネタ、先球の3つのパーツが有る。

←こんな感じ





そのGストリップライト
ストリップライトは電球が3系統ずつ有るものが並んでいるもので、主にホリゾント幕に色を出したりします。
←こんな感じ。○は電球。
 
 
 

そのHムービングライト
その名の通り動くライト。種類たくさん。
 
 
 
 

そのI卓・ユニット
卓にも種類がたくさん有ります。トライアックやのような原始的(?)なものからDIMパックのようなユニットと卓が一体のもの、ユニットが別なものになっているがアナログのもの、フロッピーが使えるものから、はたまたDMXを使うデジタルなものまで。
そこでここでは個々を説明するよりも、機能や名称について紹介していきます。

アナログ、デジタル卓共通の各名称
フェーダー:照明を操作するところ、そのつまみ。卓によって数は違う。
マスターフェーダー:個々のフェーダーをまとめて操作できるフェーダーの親玉
サブマスターフェーダー:決まったフェーダーを複数操作できる、フェーダーの隊長。
フリーフェーダー:フェーダーを「フリー」にした状態。フリーにすると、他のマスターやサブの制約を受けず、そのフェーダーだけを操作できる。
クロスフェーダー:面が複数ある場合に、(仮にA面、B面とする。)A面からB面に明かりを移行することができるフェーダー。
一面、二面、(A面、B面):24チャンネルのフェーダーが2面と言うと、24チャンネルが2面あり、(計48フェーダー)個々で違う明かりを作ることができる。クロスフェーダーはこれを(1面から2面へ又は2面から1面へ)操作するフェーダー。
ライン・OFF・DIMERつまみ:このつまみで直点灯か(ライン)消すか(オフ)フェーダーで扱うようにするか(DIM)決める。

ここからは主にデジタル卓
シーンフェーダー:サブマスターと似ています。違う所は記憶できている所。いつでもそのフェーダーをあげれば記憶させておいたフェーダーたちが生きてくれます。サブマスターの方は記憶機能が無いのでいちいちフェーダーを組み替えなければなりません。
記憶:メモリー。日本語の意味通り記憶すること。シーンフェーダーへの記憶、タイムの記憶、Q(きっかけ)の記憶等。
タイム:(例えば)Q1からQ2まで何秒で移り変わるかと言うこと。0秒ならカットアウト。10秒なら10秒かけてクロス(又はフェードアウト)してくれます。記憶させて使います。ですから、すべてのキューをタイムで入れてしまえばオペレーションの時にはフェーダに触る必要が無く、すべてボタンでワンタッチ。
テンキー等ボタン類:卓によって付いている機能や操作方法が異なります。パッチを組む時、タイムを入れる時・・・・そのテンキー・ボタン類のことです。
モニター:横にモニター(ディスプレイ)を置いて操作することもあります。特にパッチでは、画面を見て一目で分かるので非常にわかりやすいです。これも表示の仕方は様々。
 
 
 
 

そのJコード等付属物(バンドア・スタンド・ベース等)
コード類
コードの名称に使われるTとか、Cとかは、コネクター(コンセントプラグ)の形状から来ています。
TはT型上に、CはCのようになっています。
Tくちード:20Aまで(500wの灯体が4発までFullで点けられるということ)
Cぐちコード:30Aまで
ミニCコード:20Aまで
平行コード:15Aまで(一般家庭で使われているコード)

変換:メスくちとオスくちでプラグ部分が違っているコードを変換(こーど)と言います。(オスがTでメスが平行な場合はT-C変換コードと言います。)必ずオス→メスの順に言います。

バンドア:灯体に装着します。羽が上下左右に4っつあり、それを開けたりしめたりすることによって光のあたり具合を調整することができます。バンドアがつけられない灯体などは、切ったアルミ板などをゼラ枠に入れて代用する方法もあります。
スタンド・ベース・トンボ:フロアに灯体を仕込む時に使う機材。スタンドはある程度高さが有り、調節も可能。ベースは地べたに灯体を置く時これを装着して安定させるもの。トンボは複数の灯体を(通常3つ)スタンドのように装着することができる。(高さはスタンドよりは低い。)
 
 
 
 
 

そのK電源
普通の一般的な小劇場では単相三線。これは総容量が60Aなら、倍の120Aまで使うことができます。
トラブルシューティングで紹介した、「片方の相に偏らせないこと」というのは、使っている容量が120A以内でも、どちらかの総が60Aを超えてしまった場合にはブレーカーが落ちてしまうと言うことを指しています。

ユニット・卓を持ち込む場合に付いては、劇場の電源からとります。そのときにはかならずとろうとする電源を落とし、(当たり前ですよね(^^;)3本のコードをニュートラル、プラス、マイナスを間違えないように固定し、ボルトなどでしっかりと取り付けます。ボルトが緩んでいたりすると、事故の原因ともなります。
 
 

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