DoctorMX(ドクターMX)ーコンソール:外部卓をシーン呼出用のサブマスターとして使用する

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これも良く聞かれることが多いです。

特にタイム派ではなく、マニュアル派の皆さんに求められている機能です。

外部卓のフェーダーが、ドクターエムエックス内コンソールのシーンそれぞれのサブマスターになってしまう機能です。(外部卓の1番フェーダーをあげると、コンソールのシーンの1があがる、ということです。)

しかもマニュアル的操作感になるので、1番フェーダーを半分まであげたら、シーンの1も半分の値で出力されます。

ではやり方を。

【事前準備】

まずドクターMXをPCに繋げて、認識した状態にしておきます。

その上で外部卓からの出力(out)をドクターエムエックスのDMX inにつなぎます。

【コンソールの設定】

Clipboard01

コンソールを開き、下部写真のようにコンソール→チャンネル動作→番号にチェックを入れます。

特に番号を出さなくても機能はしますが、出しておいた方が絶対に良いです。

各シーン頭に番号が表示されたら今度は、コンソール→チャンネル動作→シーンミックスにチェックを入れます。

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これで外部卓からDMXの1chを送ると、ドクターMXコンソールのシーン1が無事再生されることと思います。

ここで問題発生。シーン1が再生するのは良いが、外部卓より送っているDMXの1chも一緒に再生されてしまう。。。。

これを解除する方法は以下です。

コンソール→チャンネル動作→専用(EXC)にチェックを入れてください。これで解決するはずです。

2

もちろん以下のようにコンソールを2面開いて、コンソール1(無設定)でコンソール2(シーンミックス&専用(EXC)設定済)のシーンを呼び出すことも出来ます。どれだけ使い道があるのかはわかりませんが。

7


↑コンソール1のフェーダー3で、コンソールのシーン3を呼び出しています。

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※注意点

この設定はDMXの1chを外部から送ると、コンソールのシーン1が再生されるというもので、その番号は連番になります。すなわち1対1対応です。ですので、例えばチャンネルが96しかない卓でしたら、呼び出せるシーン数は96まで、です。

が、無理やり使用したい場合は、コンソールを複数面だして、使用しない時には素通りにチェックをいれておくなどすれば、無限に使用できます。(コンソールを切り替えるときの手間はあります)

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例:96チャンネルのフェーダーがある外部卓の場合。

まずコンソール1の1シーン目と96シーン目は空き(データを入れない状態)にしておき、実際の運用はシーン2から始めます。コンソール2は素通りにチェックをいれておきます。

そして、コンソールが96シーン目まで進んだ際に、コンソール2の素通りのチェックを外します。

そのうえで、外部フェーダーの96と1をクロスします。そうすればコンソール1と2が無事影響を及ぼさず切り替えられるでしょう。(切り替え時にコンソール1と2が同時に出力されてしまう瞬間があるため、これを回避するためにコンソール1のシーン1と96を空きにする必要があります。)

無事にコンソール2に切り替えられたら、1chを上げている間に今度はコンソール1の素通りにチェックを入れます。

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もっと良い方法もあるかもしれません。コンソール3面以降はどうするか・・・。コンソール面数分、頭と最後のシーンを開けておかなければならないですね。暗転つなぎで切り替えられるのが一番安心かもしれません。

もしどなたかより良い方法を思いついたらお教えください。

 ドクターMX。便利です。

ArtNet送受信・OSC送受信・MIDI出入力対応。

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