ライトオーラマ(Light-O-Rama) Hardware編2 コントローラ認識後編

前回の記事では、PCに繋いでhardwareでネットワークを読み込むまでを解説しました。
(「SEACHING NETWORK」というダイアログが出るまで)
無事読み込みが終わると、下の画像のように、右上に認識されたコントローラが表示されます。
found 1 unit→認識された機材の数1個
01-16PC-G3Ver1.04→01はID。16PC-G3は機種名。Ver1.04はファームウェアのバージョンです。

認識したライトオーラマの機材の数量が1なら[found 1 unit], 20なら[found 20 unit]と表示され、
右側にはプルダウン形式で認識した機材が全て表示されることになります。
ここで一つ機材認識に関わる機能をご紹介。
右上部分を拡大してみました。

新たに青い四角で囲ったところを見て下さい。
[Max Unit ID]とあります。
初期状態はF0です。
ここでは、読み込む機材のIDの範囲が決められます。
決められる範囲は最小05~最大F0までです。
なぜ読み込む範囲が決められる機能があるかというと。
hardwareで今回のように機材を認識させようとすると、ネットワークに繋がっているライトオーラマ機材を全て認識しようとします。
それでは、初期状態のままでは時間がかかる場合があるので、
あらかじめIDがわかっている場合に、読み込む範囲を狭めて、認識時間を最小限にすることができるようにしてあります。
ちなみに初期状態の0Fのままで、1m先のコントローラを1台認識させるだけで2分半かかりました。
(これはPCやネットワークの環境により違いますが、台数が増えれば、あるいは距離がもっと離れていればより多く時間がかかります)
適切な読み込み範囲にすることで、設定や認識にかかる時間を最小限にすることが出来ます。
↓最小の05までに認識範囲を狭めている画像↓

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※ライトオーラマのIDは、16進法になっています。
 すなわち、01,02,03,04,05,06,07,08,09,0A,0B,0C,0D,0E,0Fと並んで、次が繰り上がって10、となります。
この16進法はライトオーラマでは何かと基本になりますので、覚えておいてください。
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手元にあったiDMXを繋げてみました。

認識後の表示は以下の画像のようになります。
参考にしてください。

次回はIDの変え方について解説します。

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